病気や事故での心配を安心に変える※原因と対策

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ふくらはぎマッサージの始まり

ふくらはぎマッサージの重要性

ふくらはぎを揉むことが健康にいいと発見したのは、30年ほど前、外科医の石川洋一と言う先生と言う方が始まりと言われています。

石川洋一先生は、東洋医学を専攻していたわけでは無く、日本とアメリカを行き来して西洋医学を勉強し、アメリカの病院で実際にメスを振るっていたと言われています。

東京慈恵会医科大学を卒業し、エールフランス航空で社医を勤めていたとされている、とても国際的な方でした。


1979年ごろ、先生が脱水症状を引き起こしていて容体が危険な状態になっていた患者さんを担当し、点滴を投与している最中でした。

通常、点滴とは一刻も早く、かつ、定期的に一定の量の点滴液を落とし、体が失った水分や栄養素、電解質を補給しなければなりません。

しかし、その患者さんは中々落ちず、水分などがスムーズにいきわたりませんでした。

どうにかして点滴液を落とさなければなりませんので、体の向きを変えてみようとしたとき、患者さんの腕には熱を感じたものの、下半身、足が全体的に妙にひんやりとしていて、熱を感じないということに気付いたのです。

無意識のうちにその足全体をもみ、さすってみると、何と点滴液が落ちるようになったのです。


先生は意識してふともも、ひざの部分を手のひらで触診したのち、ふくらはぎに差し掛かっていくと特に冷たくこわばっていることが分かり、ふくらはぎを重点的にマッサージすると、徐々に患者さんの顔色が良くなり、点滴液のスピードも通常通りにおくられるようになったのです。

マッサージをしたのは、あくまでも下半身、中でもふくらはぎを重点的に行っただけです。それで腕に付けられた点滴がスムーズに落ちたということは、全身の血流が改善されたということなのです。