いまこそ「底の深い栄養学」❚食生活を見直す
なぜ、代謝異常が起こるのか、
その根本が「間違った食事」にあることは、皆さんも気付かれていると思います。
ただ、残念なことに、現代の日本で広く普及している
「カルシウムを摂って骨粗しょう症を予防しよう」「健康のために植物油を」というような、
いわば「底の深い栄養学」では、代謝異常にともなう数々の問題は解決できないのです。
これを解決できる唯一の手段は、分子栄養学の理論。
現代病は、目に見えることだけを対処しても意味はなく、
ウイルスや細菌などの「よそ者」が原因で起こっているわけでもなく、
私たちの体を構成する、約60兆個の細胞レベルで生じている異常事態に
アプローチすることこそが、正しいやり方なのだそうです。
代謝異常は、食と栄養に対する正しい認識に基づいた「底の深い栄養学」
によって、解決できるもので、
たとえば、糖尿病は「底の深い栄養学」による、単純なカロリー制限食では
多少の改善はまだしも、完治など到底期待はできません。
カロリーがどうとか、1日何品目とか、表面的なことばかり追い続ける時代は
もう終わったのです。
代謝異常を予防、改善するには、代謝をスムーズに行うための、
栄養素を適切に摂り、なおかつ、代謝を乱すような数々の要因を回避することが
絶対不可欠なのです。
間違った食生活を30年続けてきたなら、これから正常に戻そうとしても、
30年かかってしまう。
速いスピードで健康な心と体を取り戻すためには、
毎日の食と栄養の改善を本当に徹底して行う必要があるということです。