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高血圧が血栓のリスクを引き上げる❚喫煙のリスク

高血圧が血栓のリスクを引き上げる❚喫煙のリスク

血栓とは、血管が詰まるその瞬間まで、はっきりとした自覚症状がありません。


動脈硬化になる要素は、高脂血症、高血圧、糖尿、肥満、喫煙、食生活の乱れ、ストレス、運動不足、加齢、などがあります。

ですが、他にも様々ある上に、体質や遺伝と言った遺伝子レベルでの影響も大きくかかわっており、個人での対策では防ぎきれないほどの大変な病です。


ここで、血圧と血管について簡単におさらいしておきます。

血圧は一般的に上と下と呼ばれる2つの数値が出されます。

上とは血管壁に一番大きな圧力がかかった瞬間の値で、下とは血管にかかった圧力が一番小さかった瞬間の値です。

一般的に上が140、下が90以上だと高血圧となります。


血圧が高いということは、血管の中の壁に常に高い圧力がかかっている状態ということです。

血管が些細なことで傷つきやすくなり、かさぶたのように盛り上がって血管を狭め、血流が悪くなるのです。

血管の中に出来たかさぶたを「プラーク」と言い、プラークはとてももろく剥がれてしまうこともあります。

このはがれたプラークが血栓となって、血管を完全に塞いでしまうことがあり得るんです。


もし、心臓の付近だったら心筋梗塞を、脳の付近だったら脳梗塞を引き起こします。当然、詰まったところよりも先には血液が送られなくなるため、一刻を争う危険な事態になるのです。


ですが、傷などで出血した際には、血栓の作用によって大量に失血することを防いでくれているのです。

しかも不要な分の血栓を溶かしてくれる酵素も体内で生成されるため、血栓が増えるということはまずありませ黯。

ですが、高脂血症や運動不足、高血圧などで動脈硬化になり、血管が弱ってしまうと、その酵素が作られにくくなってしまい、血栓を減らすことが難しくなるんです。

その上で血管自体が傷つきやすくなり、傷を治そうとする力が働くため血が固まりやすくなる悪循環に陥ってしまうのです。


つまり、血管が弱ることで加速度的に血栓のリスクが高まるというわけです。