高血圧による症状❚まずは高血圧の原因から探る
高血圧による症状❚まずは高血圧の原因から探る
血管年齢という言葉をご存知ですか?
血管とは、加齢とともに衰えてくる部分で、年々柔軟性を失っていきます。
近年は年齢が若いのに血管が硬く、柔軟性が少なくて血管年齢が高齢な「血管年寄り」の方も多いと言われています。
血管が硬くなるということは、血液の流れの勢いで内壁が傷ついてしまうとか、傷ついてかさぶたになりやすくなるということです。
血管が細くなり、もろく、破れやすくなることを、動脈硬化と呼びます。
この状態で血栓ができてしまうと、たちまち脳梗塞、心筋梗塞を起こしてしまうんです。
年々問題になっているのが、20代から高血圧、動脈硬化、脳梗塞や心筋梗塞、さらにはくも膜下出血まで発症しているケースが見られるという問題です。
それぞれ症状など違う点もありますが、どれも「血液循環」の異常から引き起こされているという共通点があり、どれも「循環器病」と呼ばれる病です。
旧約聖書には「血は命である」と書かれていますが、それは血液の流れが止まるということは死ぬということ。という意味です。
もし、脳で起きてしまうと脳の一部に血がいきわたらなくなり、その部分の機能が壊れてしまいます。
命が助かったとしても、半身まひや言語障害と言った重い後遺症が残ってしまう可能性があります。当然、リハビリにも多大な時間が必要です。
心筋梗塞やくも膜下出血も同じです。
発症することで非常に危険な状態になって治療できたとしても重い後遺症が残る可能性がありますし、亡くなることも少なくありません。
血管が詰まるとこのような事態になるということは、どれだけ医学が進歩したとしても変わらないことなのです。