食事から変える”糖尿病”❚フライドポテトの怖さ
食事から変える”糖尿病”❚フライドポテトの怖さ
アメリカで公開されました、ドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」のDVD特典映像で、
とある実験を行った様子が書かれてます。
この映画の監督・主演俳優のモーガン・スパーロック氏は、
ハンバーガーやフライドポテトを透明なガラスの瓶にそのまま入れ、
蓋をし室内に置き、数週間にそれぞれの食品がどのように変わっていくのか、
追ってみたそうです。
2週間、3週間、8週間、経過していくうちに、食品は原形をとどめないほどに、
腐敗し、カビにおおわれたなかで、
なんと、10週間が過ぎたにもかかわらず、1点のカビも生えていない食品があったのには、
スパーロック氏も「ついさっき買ってきたばかりのよう」と、話されていたそうです。
そしてその商品というのは、某ファストフードチェーンの最大手が販売している、フライドポテト。
外食産業ではトランス脂肪酸を含んでいる調理油を常に用いているのですが、
このフライドポテトも、やはりトランス脂肪酸のたっぷりの油で揚げられていたのでしょうね。
トランス脂肪酸の害にとして、心臓病などとの関連がよく知られてますが、
実際には、心臓だけではなく、体のいたるところに悪影響を及ぼす恐れがあるそうです。
2001年、米、ハーバード大学で行われた、ナース・ヘルス・スタディー
という大規模な研究の結果が発表されました。
そこでは、脂肪の摂取と糖尿病のリスクの関係について、
8万人以上もの女性看護師を対象に、14年にもわたって調査が進められていました。
トランス脂肪酸の摂取量が最も多いグループ(脂肪摂取量全体の2・9%)では、
もっとも少ないグループ(脂肪摂取量全体の1・3%)よりも、糖尿病のリスクが、
なんと、3割も増加したそうです。
さらには、英・オクスフォード大学の研究者は、トランス脂肪酸が、
オメガ3やオメガ6の働きを妨害することで、発達障害のひとつである、
注意欠陥多動障害のリスクを高めているのでは、と、疑っているそうです。
オメガ3、オメガ6とは、脂肪の分類用語ですが、改めてご説明致します。