足のむくみの原因❚エコノミークラス症候群から探る
足のむくみの原因❚エコノミークラス症候群から探る
あるサッカー日本代表の選手が「エコノミークラス症候群」によってワールドカップへの出場を断念したというニュースがありましたよね。
「エコノミークラス症候群」とは飛行機のエコノミークラスのような、ゆったりとしていない窮屈で狭い座席に長時間座り、立ち上がって歩き始めたときに息苦しくなるなどの症状に襲われるという病です。
世界の様々な空港において発症が見られており、中には亡くなる方も頻繁に見られるとされています。
狭い座席に長時間座るということは、例えば朝から夜中までひっきりなしに走り続けるタクシードライバーやトラックドライバーはもちろんのこと、
さらには何らかのアクシデントによって連日車中泊してしまったという人にも襲い掛かる病なんです。
正式には「深部静脈血栓症」と呼びます。
数時間程度、同じ個所の血流が滞っただけで血栓と言う血の塊が血管内にでき、肺や心臓、脳を詰まらせて命を奪う、非常に恐ろしい病です。
前述したように、これは長時間の運動にも最大のパフォーマンスを出せられるように鍛えた若いサッカー選手でさえも、発症するリスクがあるのです。
体中の血液が滞ることなく、スムーズにめぐるということの大切さが良く分かる病気です。
出来るだけ座る時間を短くするのが大切ですが、仕事などによってどうしても長くなる場合は、まめに立ち上がってラジオ体操などをしてほぐすことを心がけてみてください。
ちなみに、このエコノミークラス症候群の初期症状に挙げられるのは「足のむくみ」なんですよ。