がん細胞を倒せるNK細胞❚長生きの秘訣

長く健康に生きるためには免疫力を鍛え、体温を下げ過ぎず上げ過ぎず一定の数値を維持することが何より重要です。

免疫力は白血球や腸などによるところが大きいとされていますが、中でもウイルスやがん細胞に対して最も脅威的な細胞がナチュラルキラー細胞です。通称、NK細胞と言います。

もしかしたらあなたの周りにも居るのではないでしょうか。どれだけ危険なインフルエンザ、強力な花粉症、急激な気温の変化に見舞われても、一切動じることなく常に健康な方や、

反対に、風邪をひきやすくて治るのがとても遅く、辛そうにしている方。

そのような方の違いは様々あり、生まれついての体質によるものでもありますが、大きな違いは最初に述べた「NK細胞」が元気で活発になっているかかどうかです。

血液の中にいる白血球は体中をめぐります。

その白血球には異なる働きを持つ２つの種類があります。１つは細菌などのような大きな異物を食べて殺す顆粒球、もう一つが細菌よりも小さいがん細胞やウイルスのような異物を食べるリンパ球があります。

NK細胞はこのうち、リンパ球の役割に近い細胞です。

つまりガン細胞やウイルスに対して強い効果を及ぼすということですが、その効き方が尋常ではないほど強いんです。

常に体内を巡っているNK細胞は、ウイルスに感染している細胞やがん細胞をを見つけると同時に殺します。

ちなみに、じつを言うとガン細胞とは人間の中で、毎日３千個から５千個ほど生まれているとされています。

ですが、体内にはこのNK細胞がいるため、増殖することが無く、簡単に殺してくれるため健康でいられるのです。

反対にNK細胞の働きが衰えてしまうと、がんはみるみるうちに増殖していきますし、カゼ、インフルエンザにも簡単に感染して悪化してしまうんですよ。