病気や事故での心配を安心に変える※原因と対策

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筋肉の衰え❚熱中症や冷えの原因!?

筋肉の衰え❚熱中症や冷えの原因!?

人間の体は、暑いと感じると汗を出します。

汗を出して体の表面から蒸発させ、その気化熱を用いて体温を下げるようにするのです。

ところが、近年、汗が出にくく、体温が体にこもってしまうという人が急増しているのをご存知でしたか?

これは、快適な環境に慣れてしまい、気温の変化についていけない為と考えられます。


一般的に、体温が40度を超えると細胞が壊れ始め、体の持つ様々な機能に影響を及ぼします。

体温が42度の状態が数分続くと、生卵からゆで卵になるように、体内のたんぱく質が変性し、元に戻らなくなるのです。


42度の体温、もしくはそれ以上の体温にまで上がると、熱失神、熱痙攣、熱射病を起こし、倒れるか、そのまま亡くなってしまいます。


日ごろから強めの冷房に慣れきっていると、猛暑の日差しの中、10分ほど歩いただけで尋常じゃないほどのだるさを感じて激しい頭痛に見舞われ、場合によってはその場で意識を失うことも少なくありません。

人間の体はそれほどにまでもろいということです。


さらに、実は熱中症の根本的な原因の一つには「冷え」もあります。

普段から冷えているということは、気温の変化に対して簡単に音を上げてしまうということでもあるためです。

先ほど述べたことの反対で、常温のところから寒い屋外に飛び出すと、鳥肌が立って体が震えると思います。

これは皮膚の血管を収縮させ、持っていた熱をなるべく外へ逃がさぬようにするといことと、筋肉を震わせて新たに熱を生み出すために起きている動きです。

体温を維持するために必要な熱は、およそ7割ほどが筋肉の収縮によって生み出されます。

ですので、筋肉が衰えてしまい、しっかりと収縮しないという状態だと、冷える原因になるのです。