エコノミークラスは危険!?❚エコノミークラス症候群とは!?
エコノミークラスは危険!?❚エコノミークラス症候群とは!?
ふくらはぎは下半身において心臓のようなポンプの役割を果たすというのは前記事で簡単に書きました。
ふくらはぎの働きが弱くなってせしまうと起きる病が「エコノミークラス症候群(旅行血栓症・深部静脈血栓症)」と言うものです。
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
名前の通りエコノミークラスの飛行機のような狭い座席や車の狭い後部座席などに長時間座った時、血液の流れが滞ってひざの裏などの静脈に血栓ができるというものです。
座っている状態から立ち上がった時、この血栓が肺などに飛んで血管を詰まらせるという非常に恐ろしい病です。
このエコノミークラス症候群はなんと、成田空港で年間150万人以上発症しているとされ、そのうちには死者も出ているとされています。
乗客に向けて膝から下のストレッチ、マッサージを勧めているという航空会社もあるようです。
エコノミークラス症候群はいすに座り始めて30分経過程度で、ふくらはぎの上部の血流速度が、座る前の半分の速度しか出なかったと、超音波を用いた実験によって明らかになっています。
さらに、この時にふくらはぎを揉んでマッサージをしたり、ストレッチをして足を伸ばすなどの刺激を与えることで血流が良くなるということも確認されています。
通勤はもちろん、デスクでの仕事をするのは全く珍しくありませんし、家に帰ってもいすに座ってご飯を食べるなど、現代人は座る時間と言うのは非常に長くなっているものですので、出来るだけ運動するようにしましょう。