いまこそ「底の深い栄養学」❚食生活を見直す
なぜ、代謝異常が起こるのか、
その根本が「間違った食事」にあることは、皆さんも気付かれていると思います。
ただ、残念なことに、現代の日本で広く普及している
「カルシウムを摂って骨粗しょう症を予防しよう」「健康のために植物油を」というような、
いわば「底の深い栄養学」では、代謝異常にともなう数々の問題は解決できないのです。
これを解決できる唯一の手段は、分子栄養学の理論。
現代病は、目に見えることだけを対処しても意味はなく、
ウイルスや細菌などの「よそ者」が原因で起こっているわけでもなく、
私たちの体を構成する、約60兆個の細胞レベルで生じている異常事態に
アプローチすることこそが、正しいやり方なのだそうです。
代謝異常は、食と栄養に対する正しい認識に基づいた「底の深い栄養学」
によって、解決できるもので、
たとえば、糖尿病は「底の深い栄養学」による、単純なカロリー制限食では
多少の改善はまだしも、完治など到底期待はできません。
カロリーがどうとか、1日何品目とか、表面的なことばかり追い続ける時代は
もう終わったのです。
代謝異常を予防、改善するには、代謝をスムーズに行うための、
栄養素を適切に摂り、なおかつ、代謝を乱すような数々の要因を回避することが
絶対不可欠なのです。
間違った食生活を30年続けてきたなら、これから正常に戻そうとしても、
30年かかってしまう。
速いスピードで健康な心と体を取り戻すためには、
毎日の食と栄養の改善を本当に徹底して行う必要があるということです。
肌の美容への特効薬になる❚肌荒れや綺麗な肌を維持するには!?
実は、肌荒れに悩んでいる人の8割は、肌荒れと同時に「冷え」で悩んでいると言われています。
10代から60代の763人の方を対象にしたある製薬会社が行ったアンケートでは、手足の肌が荒れている人のうち78%で、冷えも感じていると答えたとされています。
一方、ある皮膚の専門家によると、ひびやあかぎれが多いという方に手足のマッサージを勧めて、2週間ほど続けてみてもらうと血行が改善して体表の温度が上がったようで、試してもらった全員の肌トラブルが改善したという結果が出たようなのです。
血行を良くして体温を上げるというのは、肌にとっても良い効果を生む特効薬という面があるんです。
そのような面から見ても、ふくらはぎマッサージが最適なんです。
下半身に集まった血液は、特にふくらはぎにたくさん集まっているとされているため、ふくらはぎを毎日もんでほぐしてあげれば、よどんでいた血液がスムーズに流れるようになり、体温が上がるのです。
体温が上がるということは健康的な標準の体温が常に維持されるということにもつながり、全身の細胞が一層活性化し、老廃物もどんどん排出されていき、シミなどが出るリスクも減らせます。
さらに血液が常にスムーズにめぐるということは様々な病気への免疫力も高いまま維持できるということでもあります。
ふ肌がきれいになる上に免疫力も高まり、余分なものもどんどん排出されていくので、若さを保つとか、老化予防などにとても有効的ですよ。
メタボ対策は日本の社会を救う!❚いじめや虐待との関係性
近年、メタボリックシンドローム という言葉をいろいろなところで、
見聞きすることが多くなってきましたね。
たんぱく質・脂肪・炭水化物の3大栄養素の代謝異常が原因で、
糖尿病や心臓病をはじめとする、生活習慣病のリスクが、複合的に高まることを意味しているのです。
メタボリックシンドローム、というカタカナ語よりも、
代謝・異常・症候群 と、呼ぶほうが適切で、
言葉を示している意味も理解しやすいのでは、と思いませんか。
世間では、メタボリックシンドロームという言葉が、独り歩きすることで
内蔵脂肪やウエストのサイズばかりが注目され、
どうしてこうなってしまったのか、という、根本的な原因に言及されることは、
ほとんどないのが、現状なのです。
最近になって沸き上がってきた、新たな健康問題のようですが、
戦後の生活習慣の急変にともなって、劇的に増加し
現代人を苦境に陥れている、体のトラブルのほとんどすべては、
代謝異常が原因で、起こっていることなのです。
この代謝異常は、体ばかりではなく、「心の問題」にも
大きく、関係していると、考えられています。
代謝異常によって、正しく機能しなくなるのは、感情を司る脳も例外ではありません。
代謝異常を解決することで克服できるのは、がんや心臓病、アレルギー、骨粗しょう症
といった、健康問題だけではなく、
親が自分の子どもを虐待したり、子どもが親を殺したり、
いじめられた子どもが自ら命を絶ったり、車が高速道路を逆走し、正面衝突したり
といった、メディアを通じて、毎日のように伝えられる、犯罪や事件、事故など
多くの社会問題を撲滅できる、といっても過言ではないのでしょうか。
高脂肪食の弊害は国にも責任❚植物油の落とし穴
2005年に厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準」(2005年)
のなかで、脂肪の項目について見てみると、
オメガ3 系脂肪酸では18歳以上の目標量が「~以上」とされているのに対して、
オメガ6 系脂肪酸では「~未満」となっているのです。
いずれも体に不可欠な栄養素なのですが、
積極的に摂ろう、逆に、摂りすぎに気をつけようと、扱いが違っています。
オメガ6では、「小児については、過度な摂取は避けることが望ましい」
と、注釈に書かれています。
これについては、過去に犯した「国家レベルでのミス」が関係しているのです。
もうひとつ新聞記事を紹介しますね。
1997年12月11日の毎日新聞の記事で、
当時の厚生省が定めた脂肪摂取の所要量や、脂肪酸の摂取比率の指針に対して、
なんと、日本脂肪栄養学会が「その数字は国民の健康を害するものであり、
もっと改善すべきだ」と警告した、というのです。
厚生省はある実験データから、動物性脂肪が「悪玉」で、
リノール酸(オメガ6)の多い植物油が「善玉」である、と
安易に判断し、植物油の摂取を奨励しています。
その結果、国民の脂肪総摂取量、急激に増加してしまったばかりか、
オメガ3とオメガ6の、摂取バランスが大きく崩れて、
アレルギー性疾患や生活習慣病のリスクを高めてしまっていたのです。
脂肪を摂る際には、オメガ3とオメガ6の比率が非常に大切ですし、
両者のバランスが崩れてしまうと、いろんな健康上に問題が出て来ます。
このようなことを国は理解しておらず、むやみにリノール酸の多い植物油を奨励した結果が、
生活習慣病に苦しむ人が多く出てしまったといえるのです。
学会は厚生省に対して「異例の見解を公表した」というだけの内容で、この記事は終了しました。
このようなことが、許されていいのでしょうか。
国は非を認め、きちんとわかるように私たちに謝罪すべきだと、思いました。
カルシウムが多いとがんになる!?❚病気とカルシウムの関係
カルシウムは骨を丈夫にする、と、耳にしませんか。
でも、体にカルシウムが多いと不健康
と、言われると、「そんなウソでしょ」と逆に思われるでしょう。
それが、つい最近、日本で発表された医学的な研究結果であるとしたら、
驚かれる方が多いのではないでしょうか。
兵庫県立先端科学技術支援センターや千葉大学、京都薬科大学などの共同研究によって、
がん患者の髪の毛に含まれているミネラルの量に異変が起きていることがわかり、
2005年9月29日の朝日新聞に掲載されたそうです。
乳がんの患者では髪の毛のカルシウム濃度が異常に高くなる時期があるということです。
カルシウムが髪の毛に多いなら、十分にカルシウムが摂取されいるから、
健康面でもいいはず。
でも、なぜ、病気とカルシウムが関係しているの。
がんとつながっている、ということも疑問ですよね。
この問題のポイントについては「カルシウムを摂ること」
ではなく、「体内でのカルシウムの作用」にあるのです。
研究結果が示す「カルシウムが多い」というのは、
食べ物から取り込んだカルシウムが、そのまま髪の毛に出るのではなく、
骨から過剰に溶け出しているのです。
「それなら、たくさんカルシウムを摂って、骨を丈夫にしよう」
繰り返しますが、カルシウムの摂取によって生じるのではなく、
体のなかで起こる、という、そんなに単純なことでなないのです。
諸悪の根源は「代謝異常」にあり❚カルシウムの摂りかた
トランス脂肪酸の害、脂肪酸の摂取比率、カルシウムとがん
実は、いずれも根本に共通するキーワードがあるのです。
それは「代謝」です。
大まかにいえば、代謝とは「体の外から取り込んだ栄養素が、
必要に応じて細胞内で別の物質に変えられていく」ということです。
これが、適切に行われないと、栄養素が体内で、
きちんと役割を果たしてくれないことを「代謝異常」といいます。
トランス脂肪酸は、オメガ3とオメガ6両方の正常な代謝を阻害しているために、
数々の健康上に問題が現れている、ということです。
オメガ3とオメガ6の脂肪酸は、体内で競合しながら、
シーソーのように正反対の作用を示していますが、
どちらか一方を摂りすぎてしまうことにより、
代謝が優位になって、もう片方の代謝が制限される、ということなのです。
骨とカルシウムの関係は、本来であれば、体内のメカニズムのよってコントロールされます。
カルシウムは骨の材料以外に、各種ホルモンの分泌や、
神経伝達、細胞分裂、免疫システム、などと、複雑に絡み合って、
私たちの体を維持、してくれているのです。
つまり、骨からカルシウムが過剰に溶け出しているということは、
一連のカルシウムの代謝に異常が生じている、ということを示すものなのです。
そのために、ホルモン分泌や免疫システム、細胞分裂などが正常に機能しなくなって、
結果、がんなどを引き起こしている、と推測されています。
乳がん患者の髪の毛の中のカルシウムが、異常に増えてることの原因として、
「カルシウムの代謝が乱れること」と、という結論です。
カルシウムは、ただ単純に摂ればいい、ということではないのです。
現代の栄養学では、こういったことに対する、認識が低すぎる、と思っています。
盛田投手!訃報に思いました❚体の痺れ❚耳が聞こえない
盛田投手、ご冥福をお祈りします。
私は野球がもともと好きなのです。
そのため、野球の情報を詳しくて世代も同じでしたから盛田投手の話は知っておりました。
私は、当時、健康で病気に対する知識がなかった時代だったですが、がんと良性の違いは知っていました。
テレビなどを見て、『盛田投手は、良性で大変だったけど元気になってよかった。』そう持っていました。
それが訃報だから、もとの病気は関係ないのでは?と考えたのです。
そもそも、良性は、手術したらもう大丈夫だという意識があります。
そのため、少し調べたら盛田投手は、髄膜腫という病気で、ほとんど再発しないと書かれてありました。
しかし、彼の場合は、6~7年後に再発。
骨にも出ていたというのがブログ情報にありました。
かなりがっかりした私です。
この記事で憶測な話はできません。
しかし、良性なのにどうしたのだろう?という感じです。
話は変わって脳腫瘍は、体のしびれ(人間を動かすヘッドに腫瘍がある)できた場所によると目がみえにくい、耳が聞えなくなるなどがあります。
脳腫瘍は手術で摘出するか、いまはガンマナイフ(放射線治療)などの開頭手術をしなくてもよい治療ができます。
ガンマナイフで治療ができる大きさは限られていますので医者と相談してください。
脳腫瘍は人間にとってもっとも大切な場所ですから手術後に何がおこるかわかりません。
私の知り合いは脳の腫瘍を摘出したのに目が二重にみえるようになり、2回目の手術は名医を探して、都内(中部地区在住)で手術をしたとの話です。
がんの中でも脳腫瘍は元のがんが転移しないとそうそうできないので、人ごとと思ってしまいますがこの病気も増えているのは確かです。
そんなに心配することもないですが、何か異変を感じましたら病院にてCT(画像撮影)で検査してください。